神の比率&伝統の比率をデザインに活かせ!
自然界に多く見られ、もっとも美しい比率といわれている、黄金比。
日本古来の芸術品に多く用いられている白銀比(大和比)。
最近、カンプの作成によく使っていることもありますので、今日はレイアウトやシェイプデザインなどに活用できる、上記2つの比率を掘り下げてみたいと思います。
黄金比(=第1貴金属比)
別名、第1貴金属比。
人が最も安定や美しさを感じるとされ、古代ギリシア以来「神の比」と呼ばれ、西洋の建築物やアートに使用されてきた比率。
正五角形の一辺の長さと対角線の比に相当します。
枝や葉っぱ、花びらは、日光を最大限に受けることと重量バランスを保つのに最適な黄金角(ある角度を1:1.616に分けた角度)ごとに生えてきます。
黄金比が見られるデザイン例は、以下のとおりです。
ipod
パルテノン神殿
モナ・リザの微笑
IXY(デジタルカメラ)
白銀比(=大和比)
一方で白銀比には、別名 大和比と第2貴金属比の二種類があります。
このうち大和比は、日本古来の建築や彫刻に用いられてきた比率
数学的には√2。学校で習った「 一夜一夜に人見頃(1.41421356)」です。
直角二等辺三角形の辺の比に相当します。
直角二等辺三角形とは正方形の半分の三角形ですので、正方形の一辺と対角線の長さの比ともいえます。
白銀比(=大和比)が使用されているデザイン実例は、下記となります。
法隆寺
ハローキティ
A2・A3・A4・A5用紙
薬師三尊像
参考:白銀比(=第2貴金属比)と青銅比(=第3貴金属比)
あまり使うことは無いとおもいますが、その他の有名な比率も紹介しておきます。白銀比=第2貴金属比(上記の大和比ではない方)
青銅比=第3貴金属比
比率の自動計算ツール
比率をいちいち手計算するのは面倒ですので、下記のような自動計算ツールサイトを利用するのが吉かもしれません。
※予告無く、サービスが終了している場合もございます。
Metallic Ratio
http://voidism.net/metallicratio/
Web計。Webデザイナ向けアレコレ計算式
http://zeller-lab.com/img-width/
黄金比と白銀比をデザインの観点からまとめると
最後までお読みいただきありがとうございました。
スタイリッシュで堂々とした表現をしたいときには黄金比、古風とか可愛らしいデザインには白銀比(=大和比)が合います。
とはいえ、あまり意識しすぎるとガチガチになってしまいますので、シェイプの縦横比やメインとサイドバーの幅に迷った時などに、指針として使うのが良いでしょう。
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